書評「石油技術者たちの太平洋戦争」
-学びの宝庫、技術者の過去の苦闘-
今年2025年は日本が第二次世界大戦で敗北してから80年だ。必敗の事前予想を多くの識者がした。それにもかかわらず、日本が第二次世界大戦で米国に戦いを挑んだのは、米国などによる石油の禁輸で、経済と軍備が崩壊する状況を恐れ、軍事力で打破しようとしたことが、一因とされる。では当時の日本は、石油枯渇の状況をどのように打開しようとしたのか。
ishiitakaaki
2025.08.20
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光人社NF文庫、1080円
大戦果、パレンバン空挺奇襲作戦のその後
今年2025年は日本が第二次世界大戦で敗北してから80年だ。必敗の事前予想を多くの識者がした。それにもかかわらず、日本が第二次世界大戦で米国に戦いを挑んだのは、米国などによる石油の禁輸で、経済と軍備が崩壊する状況を恐れ、軍事力で打破しようとしたことが、一因とされる。では当時の日本は、石油枯渇の状況をどのように打開しようとしたのか。
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経済・環境記者の石井孝明が、移民・外国人労働者、エネルギー、金融・マーケットを中心に取材した情報を深掘りの解説をつけてお届けします。サポートメンバーのご支援のおかげで多くの記事を無料で公開できています。品質や頻度を保つため、サポートいただける方はぜひ上記ボタンから月額のサポートメンバーをご検討ください。
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続きは、2158文字あります。
- 7000人の石油関係者、2000人が戦没
- 辛い経験は戦後復興に役立つ
- 戦後80年に石油とエネルギーを考え直す意味
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