米国で原子力の活用計画が活発に-大統領からビッグテック企業まで、一方で日本は?
米国で原子力発電の建設計画が相次いで発表されている。トランプ政権の原子力建設支援も後押している。AI(人工知能)などの発展に伴う電力需要の拡大を見据えたものだ。その状況を点描してみよう。
ishiitakaaki
2025.07.09
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XエナジーのSMR原子炉のイメージ画像(同社ホームページより)
トランプ大統領テコ入れ、原子力規制緩和へ
トランプ大統領は5月23日、原子力の活用を目的とした大統領令に署名した。大統領は、AIや量子コンピューターなどの将来的な広がりを見据え、「十分なエネルギーの確保は安全保障上、重要だ」とした上で、原子力が先端技術、米国に豊かな電力を供給するとしている。
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- 素材製造業のダウが工場内の原子力発電を計画
- ハイテク企業で広がる原子力活用の動き
- 供給力増加の政策は必然、原子力再稼働を
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